民主党の菅直人代表は27日の定例記者会見で、同日政府が、小泉総理の年金加入実績を明らかにするよう求めた質問主意書(城島正光議員提出)への回答で、「個人に関する情報であり、お尋ねの事項については、政府として答弁を差し控えたい」としたことに関して、「坂口厚生労働大臣は昨日月曜日までに回答する、と答えており、閣内不一致だ」と批判。法案の提出者である首相を含む閣僚の年金加入・納付について「公開が当然、厳しく追及していく」とした。
さらに与党が翌日の委員会で採決を予定していることについて「審議時間も20数時間。公聴会も開かれていない。閣僚の国民年金保険料未払いの新しい問題もある。明日の採決は論外」として認めないことを強調した。
菅代表はまた、同日、民主党が結党6周年を迎えたことに言及し、「2大政党の一方の政党に6年で育てていただいた。責任を噛み締めながら、政権交代のある日本をつくるという全員共通の目標に向いたい」と感想を語った。
|