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2006/01/05
殺人容疑の在日米軍兵士の引渡しについて(談話)
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民主党『次の内閣』ネクスト外務大臣
浅尾 慶一郎


 神奈川県横須賀市で起きた佐藤好重(よしえ)さん殺人容疑で、米空母キティホーク所属の在日米軍兵士が殺害を認める供述をした。被害に遭われた佐藤さんに心からお悔やみを申し上げる。昨年末には、東京都八王子市でも在日米軍兵士による轢き逃げ事件が発生しており、これまで何度となく繰り返されてきた綱紀粛正の声がまたしても踏みにじられたことは、極めて残念である。

 米軍関係者による犯罪の続発が、米軍再編や原子力空母の配備問題に際し、在日米軍への不信感を増すことを憂慮する。基地問題の解決には、国民の信頼が不可欠であり、それなしでは日米同盟の将来にも悪影響を及ぼす。在日米海軍司令官は、捜査に全面的に協力するとしながらも、容疑者の身柄は米軍側が確保し、裁量権はいまだに米側にあるとされる。速やかに、容疑者を日本の捜査当局に引き渡すべきである。

 民主党は、従来からこのような事態を憂慮し、日本側の要請によって米側が起訴前に容疑者を引き渡すべきことを日米地位協定の改定によって明文化すべきと主張してきた。米軍に対し厳重なる綱紀粛正を求めるとともに、日米両国政府は、地位協定の改定、事件の速やかな解決と再発防止の徹底、被害者への十分な補償を実施すべきである。


以 上

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