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2004/05/06
与党との幹事長・国会対策委員長会談で3項目提案
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 民主党と自民・公明両党の幹事長・国会対策委員長会談が6日午前、国会内で行われ、民主党の岡田克也幹事長が政府年金法案の修正、国民年金未納問題の再発防止などについて与党側に具体的な提案を行った。与党側が提案を検討した上で、同日3時に再会談が行われることとなった。

 会談で岡田幹事長は、与党側に3点からなる提案を行った。第1は、公的年金の一元化について、2007年までに厚生年金と国会議員年金を含む共済年金とを統合し、09年までに国民年金を含むすべての年金を一元化することを提案。また、一元化を具体的に検討するため国会に年金改革調査会を設置し、政党間協議会を発足させることも提起した。

 第2は、国民年金保険料未納問題の再発防止について、国会議員による未納の再発防止策を早急に確立するとともに、全未加入者を対象にした未納救済策を策定するため、実務者による検討をただちに開始することを提起。第3は、国会議員の国民年金保険料支払い状況の公開について、各党の申し合わせに基づき、年金法案の参院審議入り前に明らかにすることを提案。同時に、以上3点の実現に必要な法案修正を衆議院段階で行い、参議院で実りある審議を担保するべきだとした。

 年金一元化について、自民党の安倍幹事長は「期限を切って責任を持ってできるのか」、公明党の冬柴幹事長は「所得の捕捉、自営業者の負担など検討する問題が多すぎる」などと述べ、それぞれ否定的な考えを示した。また、国会議員の納付状況公開についても、安倍幹事長が「当の議員が対応すること」、冬柴幹事長が「公表に意味があるのか。本人の判断の問題」などと消極的な態度に終始した。

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