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2006/02/08
日朝政府間協議の結果について(談話)
民主党『次の内閣』ネクスト外務大臣
浅尾 慶一郎


 北京で開催されていた日朝政府間協議が具体的な進展がないまま終了した。拉致事件の解決なくして国交正常化はあり得ないが、北朝鮮は従来の立場に終始したばかりか、新たに、北朝鮮の厳しい状況から逃れ出る脱北者を支援するNGO関係者の引渡を持ち出してきた。柔軟な姿勢も報じられていただけに、北朝鮮の交渉姿勢を疑わざるを得ない。

 拉致事件は、国民の生命・安全と人権、わが国の主権に関わる重大問題であり、日朝間の国交正常化には、核・ミサイル問題とともに、拉致被害者の即時帰国、実行犯の引渡、真相究明等が不可欠である。

 政府は、関係法令の適用や国連での取り組みも含め、国際的な人権・人道問題として、各国の議員ネットワークやNGO等とも連携してあらゆる国際世論に訴え、経済制裁も視野に、強い圧力のもと、毅然とした交渉を進めていくべきである。


以 上
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