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2004/05/18
【両院議員総会】岡田克也幹事長を新代表に選出


 民主党は18日午後、党本部で両院議員総会を開き、岡田克也幹事長を新代表に選出した。

 菅直人代表の退任に伴い代表選挙が告示され、本日午前11時までの立候補受付締切まで岡田氏1人のみが立候補を届け出た。このため代表選出特例規則に基づき、両院議員総会で満場の拍手をもって新代表に岡田氏を選出することを承認したもの。

 菅前代表は退任挨拶で、1年5カ月の代表就任期間を振り返り、「仲間のみなさんに支えていただき、この党を大きくするひとつの段階を踏むことができたことをありがたく、うれしく思う」と述べるとともに、岡田新代表については「党のなかでこれまでもしっかりとした仕事をしていただいた。特に私にとっては陰、日向なく支えていただいた、ある意味での恩人だ」と語った。その上で、「苦しい局面ではあるが、ローマは一日にしてならず。民主党がこの厳しさを乗り越えて、政権を担いうる政党になる大きな第一歩が岡田新代表の選出だ」と述べ、気持ちを一にして新代表を支えていこうと全議員に訴えた。

 就任の挨拶に立った岡田新代表は、まず「菅・岡田コンビとして菅前代表の大きな度量と皆さんに支えていただきながら何とか務めてこられた。幸せな1年5カ月間であったことに感謝申し上げたい」と礼を述べたあと、「4カ月の短い期間ではあるが、参院選を含め極めて大事な役回りである。未熟だが、一日一日しっかりと頑張る」と決意表明。

 さらに「政権交代を実現し、民主党中心の政権をつくって、日本を立て直す、国民の手に政治を取り戻すことがわれわれの共通の目的であることをしっかり確認しよう。民主党の今のピンチを大きなチャンスに変えよう」と力説した上で、「小泉自民党政権は詭弁を弄し、説明責任を回避し、パフォーマンス政治に陥っている」と厳しく批判。年金問題については「政府案は数字合わせで改革の名に値しない。今国会で廃案に追い込む」ことを明らかにし、最後に「昨年総選挙で2200万票をいただき比例第一党になった勢いを参院選でさらに大きくし、次の総選挙で衆参共に与野党逆転し、政権を変えるという大きな目標に向かって頑張っていこう」と訴え、満場の拍手を浴びた。

 最後に、岡田新代表、菅前代表、小沢一郎前代表代行の3人がガッチリ握手をすると、満場の拍手と声援が沸き起こった。
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