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2003/02/19
【衆院予算委】中村、平岡、河村、上田議員が質問
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 03年度政府予算を審議している衆議院予算委員会は19日、前日の森山法相の虚偽答弁問題で理事会が長引くなどしたため、50分遅れで開会。民主党からは午前中に中村哲治、平岡秀夫の両議員が質問。1時間遅れで再開した午後の質疑では、河村たかし、上田清司の両議員が質問に立った。

 この中で、河村たかし議員は、3回目の質問となる警視庁情報公開室の監視カメラ問題について、「情報公開制度は『知る権利』を十全ならしめる重要な制度であり、権利行使を助長する方向で運用されるべきだ」とし、谷垣国家公安委員長に具体的な改善を求めた。谷垣国家公安委員長は、「4月から(情報公開室だけを過剰に監視することのないよう)警視庁の他の部屋と同じになるようにする」とようやく改善を約束した。

 また、全国銀行協会が金融庁の了解のもと、銀行窓口の本人確認資料として住民基本台帳ネットワークシステムの住民票コード通知票を使用できるとする文書を配布していた問題で、河村議員は「実際に住民票コードで本人確認を行った人がいなかったかどうか、全銀行について調査すべきだ」と強く迫った。片山総務相は当初「使用した例はない」と言い切ったが、「使用した例はないとどうやって確認したのか」との河村議員の重ねての追及に、「全銀協がどう調べたかは知らないが、私どもの担当者が全銀協の担当者からそう聞いた」とズサンな対応ぶりを告白。「必ずしも適切ではなかったので、今後遺漏なきよう務める」などと無責任な答弁を繰り返していた竹中金融担当相も、答弁席と大臣席を何度も往復した末、最後に「河村委員ご指摘のような点について、全銀協を通じてすみやかに全行に確認する」と確約した。

 各委員の主な質問項目は次の通り。▼中村哲治議員=トラック業者による交通事故の使用者責任問題、電磁媒体等による予算書の早期国会提出、脱北者の難民認定問題など▼平岡秀夫議員=精神保健福祉施策の充実、公務員制度改革、道路公団改革など▼河村たかし議員=警視庁情報公開室監視カメラ問題、住基コードの違法使用問題、議員年金問題など▼上田清司議員=各特別会計の無駄遣い問題(外為特会、地震再保健特会)、ETF(株価指数連動型投資信託)問題、住基ネット問題。

 20日は「政治とカネ」問題で午前・午後各3時間の集中審議。午後は小泉首相が出席し、TV中継される。21日午後には「法務行政」問題で、また24日には午前「景気・雇用・金融・経済」問題、午後「医療・社会保障」問題でそれぞれ集中審議を行う予定。

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