党大会に次ぐ議決機関である両院議員総会が1日開かれ、新執行部の主要人事などを承認した。
冒頭、鳩山由紀夫代表は「今回、変化を期待した多くの方々にとって、私の再選についていろいろな思いがあることは、事実として真剣に受け止めたい。選挙も大変厳しい結果だった。今後は、皆さんの能力を全面的に発揮できる体制を作りたいので、お互いにベストを尽くして行こう」と挨拶。鳩山代表はまた、中野寛成幹事長を指名するにあたり、「党中党的な存在は解消する」「新人候補者にとって障害となっている単独比例立候補については原則として廃止する」という2つのことを確認したことを報告し、全議員の協力を求めた。
続いて鳩山代表は、特別代表に羽田孜議員、政策調査会長に海江田万里議員、国会対策委員長に佐藤敬夫議員、選挙対策委員長に赤松広隆議員、幹事長代理に岡田克也議員を充てるなどの新執行部の主要人事(一覧参照)を提案、満場の拍手で承認された。残余の役員人事については、3日の続会両院議員総会に持ち越された。
この日の総会では、10月27日に投開票が行われる衆参両院の補欠選挙に向け、「民主党統一補欠選挙対策本部」が設置された。鳩山代表が本部長、羽田特別代表が同代行、中野幹事長が事務総長、赤松選対委員長が事務局長を務める。
【新執行部の主要人事】
代表 鳩山由紀夫
特別代表 羽田孜
副代表 石井一 熊谷弘 伊藤英成 広中和歌子
幹事長 中野寛成 [代理]岡田克也
政策調査会長 海江田万里
国会対策委員長 佐藤敬夫
選挙対策委員長 赤松広隆
組織委員長 川端達夫
国民運動委員長 野田佳彦
広報・宣伝委員長 平野博文
男女共同参画委員長 鎌田さゆり
【他の役員人事】
両院議員総会長 佐藤観樹
同代理 藁科満治
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