トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2002/10/03
【参院決算委】川橋議員、拉致問題でさらなる調査求める
記事を印刷する



 民主党・新緑風会の川橋幸子議員は3日、参議院決算委員会で質問に立ち、北朝鮮による日本人拉致問題での政府調査団の調査結果と今後の対応策について外務省、谷垣国家公安委員長、安倍官房副長官らに質問した。

 川橋議員の「被害者家族の感情と国家間の政治的な決着とがないまぜに処理されることは大変危険だ。政府は家族の納得の行くまで家族の味方となって頑張るべきではないか」との問いに、谷垣国家公安委員長は、「情においてはまことに忍ばざることだが、他方、東アジアの平和のために理性的に考えなければならない。情と理のバランスを欠いている中では、(国交正常化交渉の中で)できるだけ事実解明を警察としても努力していかなければならない」と答弁した。

 川橋議員はまた、被害者家族や国民の間に広がっている不信感には、北朝鮮への不信感、日本政府への不信感と合わせて「国家はつねに個人を犠牲にするのではないか」という不信感があると指摘。「被害者の人権のみならず国家主権の侵害も看過できない」との安倍官房副長官の発言に対しては「国家主権侵害の前に個人の人権を最優先で考えていただきたい」と要望した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.