民主党の羽田孜特別代表は7日、再任後はじめての定例記者会見で、社民党参議院比例区選出の田嶋陽子議員が離党を表明していることについて、「確かに有権者に田嶋さんの名前を書いてもらったのだろう。法律上は他党に移らずに無所属でいればいいということだが、社民党として当選された以上、やはり問題ではないか」との見方を示した。
羽田特別代表はまた、民主党の古賀一成議員が衆議院福岡6区補欠選挙に出馬するためと明記して議員辞職願を提出したことに言及。「補欠選挙になる理由は様々あり、これから日常的に起こりうること。惜敗率により比例区で当選した議員は、次も小選挙区を狙う以上、『不戦敗』は避けたいと考えるのは当然であり、(議員を辞職して補欠選挙に出馬するという)選択肢を与えることを制度の中で担保しておくべきだ」と述べ、国会の政治倫理・選挙特別委員会であらためて議論することを提案した。
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