民主党の菅直人代表は1日、東京・明治公園で開かれた連合の「国民生活と世界の平和を守る3.1総決起集会」で政党代表として激励の挨拶を行い、「日本の社会も経済も崩壊しつつあり、連合の皆さんと連帯して1日も早く野党の政権を樹立しよう」と訴えた。
集会には関東近県を中心とする連合傘下の組合員2万人余が「イラク攻撃反対」のプラカードなどを手に参加。笹森清連合会長は、「小泉内閣になって良くなったことは一つもない。絶望的な失業率、国民の生活をいためつける雇用保険料・医療費・介護保険料・年金保険料など公的負担引き上げの目白押し、こんな日本に誰がしたのだ。連合は、生活不安解消のための政策転換をただちに求める。今こそ総力戦で日本再生に立ち向かおう」と春季生活闘争の意義を訴えるとともに、イラク・北朝鮮問題など緊張高まる国際情勢について、「日本をいつか来た道にしてはならない。不戦の憲法を持つ国として、日本が世界平和へのメッセージを送り続けることが重要だ」と述べ、連合が世界平和の闘いの先頭に立つ決意を表明した。
ICFTU国際自由労連のガイ・ライダー書記長からも「国際自由労連傘下の1億5800万人の労働者が、すべての政府に対して平和的解決への努力を訴えよう。平和のためにまだ時間はある。今はまだ戦争をすべきときではない。平和の選択はまだ使い果たされてはいない」とするメッセージが寄せられた。
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