民主党は1日午後、衆院予算委で大詰めを迎えている03年度予算審議をめぐる国会情勢、野党結集の取り組みの現状、統一地方自治体選挙対策などについて意見交換を行うため、党本部で全国幹事長・選対責任者会議を開いた。
冒頭、菅直人代表は、「前回の全国幹事長会議から2か月半経過したが、幸い、全員野球で小泉内閣に反転攻勢をかけることができていると報告できることをうれしく思う。予算審議でも『政府案はおかしい』と言うだけではなく、新たな雇用100万人、個別補助金を一括交付金に改めることなどを盛り込んだ民主党予算案を提案している。私は『7対3』と言いたいところだが、明らかに野党の攻勢が続いている。統一自治体選挙を目の前に迎え、民主党がさらにその後にくる総選挙で政権交代を果たせるか、前哨戦としての統一自治体選挙に勝利していけるかということが本日の会議の課題だ。マイナスを少なくともゼロに回復することはできたので、これからプラスに転じることをめざし、十分に議論していただきたい」と挨拶した。
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