民主党の海江田万里政調会長は15日、同日告示された衆議院山形県第4区補欠選挙に出馬する民主党公認候補の応援のため、酒田市内で開かれた出陣式に駆けつけた。
2000名近い聴衆を前にマイクを握った海江田政調会長は、冒頭、前日山形県入りした小泉首相が“北朝鮮は日本人を拉致し殺した”などと発言したとされる問題について言及。「一国の総理が『殺した』と言えば、北朝鮮は本当はまだ生きていても日本に返さなくていいと思ってしまうだろう」と指摘。「首相はじっくりとものを考えずに、その場しのぎで発言する」と不用意な発言を強く批判した。
海江田政調会長は、今回の補欠選挙が加藤紘一元自民党議員の「政治とカネ」に絡むスキャンダルによる議員辞職に始まったことを強調。「どうしてなのか。まさに自民党議員だからだ」と自民党腐敗政治を指弾。「民主党は既得権益、しがらみがない。思ったことができる。県民一人ひとりの利益のために思う存分働くことができる」と民主党への支持を力強く訴えた。
この日は、海江田政調会長のほか、民主党山形県連会長の今田保典、鉢呂吉雄、安住淳の各衆院議員らも応援に入り、政権交代を訴えた。
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