大島理森農相の秘書官が青森県の病院建設に絡んで口利きを行い、手数料として6000万円余を受け取ったとされる問題について、民主党の佐藤敬夫国会対策委員長は17日、欧州歴訪中の同農相の帰国後すみやかに国会の場で事実関係の説明を求める意向を表明するとともに、その内容次第では、明日からの臨時国会冒頭にも同農相の進退問題に発展することが避けられないとの見方を示した。
佐藤国対委員長はまた、「中尾栄一元建設大臣への実刑判決、帝京大学前総長やビックカメラの献金問題などが報じられているが、今回の衆参補欠選挙がまさに『政治とカネ』の問題が原因で実施されることとなったことに深く思いを致すべきだ」と指摘し、27日投票の補欠選挙で有権者が適切な審判を下すよう期待を表明した。
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