20日午後、千葉県柏市のJR柏駅東口で「女は怒っているゾ集会」が行われた。参議院補欠選挙千葉選挙区の民主党推薦候補、民主党の神本美恵子参議院議員、菅直人衆議院議員らが次々にマイクを握り、千葉県議会で堂本暁子知事が提案した「男女共同参画条例」を継続審議に追い込んだ県議会自民党への抗議の訴えなどを行った。
トップバッターとしてマイクを握った神本議員は、教壇に立った自らの経験を踏まえながら「女だから」「男だから」と固定観念で捉えることの弊害を訴え、子どもたちが自分らしく生きられなくしてしまっている教育現場の弊害を打破するためにも、男女共同参画条例の成立は急務だと力説した。また、千葉選挙区での補選は公共事業に絡む元政策秘書の口利き疑惑による井上裕前参院議長の議員辞職に伴うものである点に触れ、「国会への信頼を失墜させた責任は大きい」と厳しく批判。選挙を通じて自民党体質を打破しようと呼びかけた。
菅直人議員は「金権千葉の汚名を回復するためにも、あるいは日本経済の問題を打開していくためにも、自民党支配から政治の流れを変えたい」と強調。日本経済をここまでおかしくしてしまった最大要因は、ピンハネありきで公共事業を決めるなど税金の誤った使い道を横行させ続けた自民党政治に他ならないとし、「27日の衆参補欠選挙では日本の財政を立て直すためにも正しい選択を」と聴衆に訴えた。
集会には、民主党の長浜博行衆議院議員、松崎公昭衆議院議員、社民党の福島瑞穂幹事長らも駆けつけた。
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