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2003/03/11
菅代表、岡田幹事長、ニュー街宣車で揃って訴え
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東京・有楽町マリオン前で11日、民主党の菅直人代表と岡田克也幹事長が揃って街頭演説を行った。今回の街宣は、両者の似顔絵シールでラッピングした新街宣車のお披露目を兼ねて行ったもの。

 最初にマイクを握った岡田幹事長は、参議院予算委員会で「政治とカネ」をめぐる審議が行われていることを報告。大島農水相はもとより小泉首相自身の問題など、自民党には本質的に「政治とカネ」をめぐる疑惑が内在すると指摘した。その上で、小泉内閣が誕生した1年9ヵ月前ならともかく、国会で官僚が書いた原稿を棒読みするだけで意欲も能力も減退した現在の小泉政権ではこの日本は変えられないとし、「日本中に蔓延している閉塞状況を打破すべくわれわれは頑張る。民主党に政権をまかせてほしい。少なくとも自民党よりは立派な政治を行ってみせる」と力強く支持を訴えた。

 続いて菅代表は「現在の日本経済の行き詰まりは、自民党政権が税の使い方を大きく歪めてきたことが原因だ」と指摘。税金を国民のためにではなく、いかに使えば自民党に舞い戻ってくるかだけを考えた政治が長年行われてきたとし、「国民の立場に立った税の使い方は、自民党と霞ヶ関の癒着構造の中では到底実現できない。小泉政権が続くかぎり何もできない。しがらみのない民主党こそが実現できる」と主張した。

 演説後、菅代表と岡田幹事長が揃って新しい街宣車の前で似顔絵シールと同じスタイルでガッツポーズ。統一地方自治体選挙に向けて、民主党の明るさ、力強さをアピールした。

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