民主党など野党4党の国会対策委員長は11日午後、衆院議長公邸を訪れ、綿貫衆院議長に自民党の坂井隆憲議員の辞職勧告決議案を提出した。
決議案は、「坂井隆憲君が人材派遣会社から5年間で1億2000万円を超える多額の政治献金を受け取りながら、政治資金収支報告書に虚偽の記載をして、いわゆるヤミ献金として処理していたとされることは、政治資金そのものに対する国民の疑念を増幅させ」たと今回の逮捕容疑について指摘。そのうえで、坂井議員が「自身にかかわる疑惑について、自ら真実を明らかにしようという真摯な姿勢を全く示さず、議院運営委員会での逮捕許諾請求に対する身上弁明もおこなわず、院外での言い訳に終始した挙げ句に、あろうことか自ら事実を隠蔽しようとしたその姿勢は、国会議員が国民から負託された重責を考えると誠に遺憾」だとし、「その責任を自覚して議員を辞し、国民に陳謝し、自らの政治的・道義的責任を明らかにするよう」求めている。
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