民主党ネクストキャビネット(NC)は29日、「公立の小中学校等における地震防災上改築又は補強を要する校舎等の整備の促進に関する臨時措置法案」を提出することを決めた。
法案の趣旨を説明した肥田美代子NC文部科学相は、学校施設の耐震性の現状として「公立小中学校施設の65%は現行の耐震設計基準(81年)施行以前の建築であり、43%において耐震性がないと推計されている」と指摘。さらに「このような状況を放置しておくと、安全であるべき学校で人命が失われることになりかねない」として、(1)公立小中学校等の耐震診断を義務化する、(2)5年間に期間を限定し、耐震改修の国庫補助率を嵩上げする、の2点の法整備を防災上の緊急措置として行うことが必要であると述べた。
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