1日午前、国会内で民主党国会対策委員会の役員会が開催され、終了後に荒井聰国対委員長代理が記者会見を行った。
この中で荒井国対委員長代理は、衆議院の教育基本法特別委員会での質疑に関連して、「教育問題全般について、総理の熱意が大変乏しいのではないか」との懸念を表明。「総理ご自身、きちっと準備をされて、この委員会に備えていただきたい」と苦言を呈するとともに、「60年ぶりの改正法案を、政府が提出している」ことの重要性を認識するべきだとの考えを示した。
厚生労働委員会の情勢についても荒井国対委員長代理は、「突然、政府・与党の方から、社会保険庁改革、組織改正の法案の審議を中断して、全く別の新しい法案審議に入りたいという要請があった」ことに触れ、「このまま中断するのは、国民に対する信頼を損なう」とその消極的な姿勢を批判。調整の結果、国会会期末の16日までに、この問題についての集中審議を行うこととなったとし、「更に一層、真相究明を求めていくということが必要だ」と述べた。
また、荒井国対委員長代理は、わが党の山本孝史参議院議員が「熱意をもってつくりあげた法案」である自殺対策基本法案や、カネミ・ライスオイル食中毒者の救済法案についても、早期成立を期したいとした。
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