民主党ネクストキャビネット(NC)は12日、内閣提出の「知的財産基本法案」について法案審査を行った。小沢鋭仁NC経済産業相は、基本法の制定について「従来より民主党が主張していたことであり、遅きに失したものであるが、政府が同案を提出したことは、当然のことである」と説明。さらに今後においては「速やかに具体的な施策などに結び付くかどうか、注視していく必要がある。特に特許法の抜本改正、知的裁判所設置などを重点的に求めていく」と述べた。
審査の結果、附帯決議(施行後3年以内の見直しをする)をつけた上で賛成する方針を決めた。
知的財産基本法(案)のポイントは以下の通り。
第1章(総則)
○目的、定義、基本理念、責務、連携の強化、競争促進への配慮等を規定
第2章(基本的施策)
○研究開発、訴訟手続の充実、新分野の知的財産保護、人材育成等を規定
第3章(知的財産推進計画)
○知的財産の創造、保護及び活用に関する推進計画(本部が作成する推進計画を規定)
第4章(知的財産戦略本部)
○総理を長とした内閣に設置、国務大臣と有識者が本部員
附則
○3年以内の見直し条項等
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