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2002/11/25
「イラクの子ども達についての勉強会」開く
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 イラク情勢が緊迫の度を強める中、民主党の国際局とNPO局は25日、衆議院議員会館で「イラクの子ども達についての勉強会」を開いた。

 ドイツ文学翻訳家で「100人村イラク写真アクション」の代表である池田香代子さんが「イラクの子どもが置かれている現状を知ってもらおうと、全国会議員に写真集を届ける運動を10月下旬に行った。私たちはサダム政権がどうだ、ブッシュ政権がどうだ、ということではなく、問題ある政権下にいる人に生存権はないのか、という立場だ」と自分たちの運動を紹介。

 その後、98年から今年秋まで5回に渡ってイラクを取材してきたカメラマンの森住卓さんがスライドを上映しながら、11年前の湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾によってイラクの子どもたちに広がる健康被害を説明したが、頭部が欠損した無脳症児らの写真に参加議員らは息をのんでいた。

 最後にツルネンマルテイ国際局長が「もう1回戦争を起こすことは許さない、という声を大きくしよう」と締めくくった。

 なお、森住カメラマンの写真集『イラク 湾岸戦争の子どもたち──劣化ウラン弾は何をもたらしたか』は高文研から発売中(2千円)。

 また、28日には、イラクのバスラで子どもの治療に当たっている2人の医師から話を聞く集まりが予定されている(午後3時から、参議院議員会館第一会議室)。

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