民主党の羽田孜特別代表は2日の定例会見で、経済国会として召集された今臨時国会ついて「大変な低調である。経済政策は不透明。補正予算は方向性がはっきりしない。自民党の中には小泉さんを変えたいという集まりができた。異常な状況だ」と語った。
現下の経済情勢については「失業率は最高、デフレは深刻、大型倒産の危機、金融不安という状況にある」と指摘。その上で、「先週末、野党は補正予算要求を行った。雇用失業対策、中小企業対策、国民の負担増の凍結が3本柱である。緊急に対応可能な提案であり、真剣に検討すべきだ」と述べた。
また、野党結集を図った鳩山由紀夫代表の行動に関する報道について、「明らかに捏造、でたらめ、うそがある」と強く報道機関を批判。代表の行動については、「野党第1党がきちんと機能しなければならない。そのことが日本の経済、国の命運に関わってくる。野党第1党の責任は重要であるとの思いから行動したが、いくつかの動きがあり混乱した」と語った。
今後の対応については、「3日の常任幹事会で1つの方向性が出される。代表の思いを大切にしながら率直な議論をしたい」との考えを示した。
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