民主党の原口一博議員は2日、衆議院予算委員会の集中審議で質問に立ち、対北朝鮮政策、対イラク政策、大島農水相前秘書官の公共工事口利き疑惑などについて小泉首相、大島農水相などの見解を質した。
このなかで原口議員は、今回の疑惑の発端となった自宅の土地購入当時に宮内前秘書官から相談を受けていたという税理士の証言を紹介。税理士は、「(口利きで得た利益が原資であるため)母親などからの贈与についての贈与税は必要ないのではないか」と宮内前秘書官に説明したという。原口議員は、「新たな証拠によれば、(事実は)大島農水相の国会答弁とはまったく違うものだった」と指摘し、現金を渡したと認めているコンサルタントのA氏と宮内前秘書官を予算委員会などに招致する必要性を改めて強調した。
原口議員はまた、大島氏が文科相だった当時にも、同じ宮内秘書官が福岡県内の文科省外郭団体の発注工事に関し「JV比率を5:4:1に」などと口利きしていた新たな疑惑を指摘した。
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