民主党常任幹事会は３日、辞任表明した鳩山由紀夫代表の意向もふまえ、（１）党内に「野党結集準備委員会（仮称）を設置し、その検討をふまえ、今後野党各党と協議を開始すること、（２）民主党と自由党両党間の連携を一層強化すること──という中野寛成幹事長の提案を了承した。協議開始にあたっては、拙速を避け、党内の議論をよくふまえて進めることが併せて確認された。

　常任幹事会ではこのほか、来年１月１８日の民主党２００３年定期党大会の開催要項が大会実行委員会事務局長を務める原口一博総務局長から提案され、了承。

　また、ＩＬＯ理事会が日本政府の公務員制度改革の方向について労働基本権保障の観点再考を求める報告書を１１月２１日に採択したことをふまえ、民主党の「公務員制度問題対策本部」の体制を建て直し、今後の取り組みを進めることを確認した。新体制は、羽田孜特別代表が顧問、川端達夫組織委員長が対策本部長を務める。