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2002/12/09
「政権を脅かす野党へ、さわやかな新代表選出を」羽田特別代表
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 民主党の羽田孜特別代表は9日の定例記者会見で、10日に行われる両院議員総会での新代表選出について、「9月の代表選挙、その後の民主党支持率、補欠選挙の結果などをふまえ、さわやかな選挙をしてほしい」と語り、だれが選出された場合も野党第一党としての役割を果たす覚悟で挙党体制を作り上げるため尽力すべきだとの考えを示した。

 羽田特別代表はこの点について重ねて「民主主義は健全な野党が常に政権を脅かすなかで政治に緊張感をもたらす。強い野党がなければ安定した国にはならない」と分析。今回の代表選に至るまでの経験を無駄にせず、強い野党第一党として再生する必要性を提言した。

 また羽田特別代表は、混乱を極めた政府の道路関係4公団民営化推進委員会に関して、「丸投げ政治が行き詰まっていると理解する」との見方を示し、まさに小泉内閣の内容のなさを露呈したものだと指摘。構造改革を声高に唱えるだけで、何一つとして指標が上向きにならない小泉内閣の無作為ぶりに改めて言及した。

 さらに、婦女暴行致傷容疑で逮捕された東京都議の福島寿一容疑者の問題については「選挙応援にも行った立場だが、こうした事件を起こしてしまったのは申し訳ないと思っている。何も言い訳のしようもない。議会議員がどういう立場にあるかということをもっともっと考えてほしい」と語った。

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