現鳩山執行部で実質的に最後となる民主党の常任幹事会が10日、国会内で開かれた。冒頭、鳩山由紀夫代表は、「私の不徳の致すところで、多大なるご迷惑をおかけした。今日まで力強く支えていただいたことに心から感謝申し上げる。このような状況のもとで行われた茨城県議選で、大変厳しい結果となったことを深刻に反省している。(今回行われる代表選は)国民の皆様方にとって期待感あふれる民主党にするためのものだということを理解いただき、明るく伸びやかに発展する民主党を築き上げていけるよう、それぞれの立場で努力してほしい」と挨拶し、大きな拍手を受けた。
常任幹事会では、本日行われる代表選挙について、伊藤忠治中央代表選挙管理委員長から報告を受け、了承。また、来年4月の統一地方自治体選挙について海江田万里政調会長と赤松広隆選対委員長から選挙政策集(素案)や選挙対策本部の設置、公認・推薦候補等への財政支援策についての報告を受け、了承した。
さらに、11月28日の衆議院本会議での「電気事業法及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を法律案」採決時に、党議決定に反して反対の投票行動を行った金田誠一衆議院議員について、党規約第25条及び党倫理規則第4条に基づき「常任幹事会名による厳重注意」とすることを決定した。同議員に対する措置は昨年12月の役職停止3カ月の措置に続き2度目であり、再び同様の行為を行った場合には同規則4条の定める「党公認または推薦等の取り消し」の措置等を適用するとの警告もなされている。
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