民主党ネクストキャビネットはこのほど、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の参政権を確保するためのプロジェクトチーム(座長:谷博之参議院議員)を発足させた。
ALS患者の選挙権をめぐっては、郵便投票の代筆が認められていないために投票できなかったのは選挙権の侵害だとして国家賠償を求めていた訴訟の判決が、11月28日に東京地裁であり、原告の請求は退けられたものの、「選挙権を行使できる投票制度が設けられていなかったことは違憲状態」とする判断が示された。民主党のPTは、こうした違憲状態を解消するために必要な措置を検討するもの。2003年3月末の最終報告をめざす。
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