民主党は17日、菅新執行部になって初めての第227回常任幹事会を開き、年末年始の党日程、ネクストキャビネットの新閣僚や選挙対策委員会委員などの党役員人事を了承した。
3日の両院議員総会の場で離党の意向を表明し、その後執行部の説得にもかかわらず一方的に記者会見を開き正式に離党表明を行った山村健衆議院議員については、その離党表明をめぐる一連の言動が党規約第25条及び党倫理規則第2条に違反する行為にあたるとし、党規約・倫理規則の規定に基づき「除籍」処分とすることが相当であるとして、処分の適否を倫理委員会に諮ることを決めた。
この処分をめぐっては、常任幹事会のなかでも、「山村議員が10月の補欠選挙で誰よりも一所懸命に遊説などに取り組んできたことを考慮すれば、『除籍』処分は重すぎるのではないか」という意見も出された。その半面、同議員が比例区選出であることから、離党は有権者への裏切り行為であるとする見方も根強く、これらの様々な議論があったことを倫理委員会に届けることを条件に、処分の諮問を全会一致で決定したもの。
■党役員人事
○役員室
◇室長=荒井 聡(衆)
○政策調査会
◇会長代理=中川 正春(衆)
◇筆頭副会長=朝日 俊弘(参)
◇副会長=福山 哲郎(参)‥‥他の副会長は人選中。
○国会対策委員会
◇委員長代理=樽床 伸二(衆)
◇筆頭副委員長=伊藤 忠治(衆)
◇副委員長(議院運営委員会筆頭理事)=高木 義明(衆)
◇副委員長(同次席理事)=藤村 修(衆)
◇副委員長(同三席理事)=長浜 博行(衆)‥‥他の副委員長は人選中。
○選挙対策委員会
◇委員長代理=堀込 征雄(衆)
◇副委員長=山下 八洲夫(参)
◇委員=牧野 聖修(衆)、阿久津 幸彦(衆)、手塚 仁雄(衆)、今泉 昭(参)、海野 徹(参)、神本 美恵子(参)
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