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2003/07/04
【衆院本会議】イラク特措法案を可決
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米英両軍の占領下にあるイラクに自衛隊を派遣するためのイラク特別措置法案が4日、衆議院本会議で与党の賛成多数により可決された。民主党は反対した。

 採決に先立ち反対討論に立った民主党の桑原豊議員は、「人道的見地からイラク復興支援に積極的に取り組むべきだが、現地のニーズ、憲法上の問題、対中東戦略などを総合的に勘案し、現時点で自衛隊を派遣することは妥当ではない」と表明。また、政府案について▽非戦闘地域を特定することは困難▽派遣される自衛官の位置付けがあいまい▽自衛隊による対応措置は民主的統制の観点から国会の事前承認とすべき▽刻々と現地情勢は変化しており、期限を2年に短縮すべき──などの問題点を挙げ、「はっきりしているのは、何があってもブッシュ政権のため『はじめに自衛隊派遣ありき』という一点だけ。将来に禍根を残す法案だ」と深い憂慮を表明した。

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