民主党の菅直人代表は5日、6日の両日、熊本県の南阿蘇地区を訪問。衆議院熊本県第3区の池譜齪Y予定候補とともに、肥育畜産業や稲作農業などを営む、およそ20名の生産者たちと対話集会を行うとともに、赤牛の肥育・繁殖などに取り組む畜産農家の現状を視察した。
5日夕、阿蘇郡長陽村の下野構造改善センターで行われた対話集会では、畜産家から、堆肥の野積みや放牧のための草地の更新事業をめぐって国が補助金と引き替えに不合理な規制をかけている実態などが訴えられた。菅代表は、農水行政のムダを大胆にカットする改革が必要だとし、自給率向上と国土保全を統一的に追求する新しい農政のあり方について提起した。
6日は、長陽、白水、久木野の各村を回り、牛の野草放牧や肥育・繁殖の様子を視察。また、肥後赤牛の肥育で日本農業賞大賞を受賞した南阿蘇畜産農業協同組合を訪問し、畜産業の振興に必要な施策について意見を交換した。
|