民主党『次の内閣』(ネクストキャビネット)は9日、閣議を行い、「民主党・年金改革案」について協議した。山本孝史・年金改革プロジェクトチーム座長は中間報告で、「国民の自助努力を前提に、国民の相互扶助と最低保証(ナショナルミニマム)を組み込んだ社会保障制度を確実に運営し、ゆとりと安心を実感できる社会を実現する」とした基本的な考え方を提起。さらに、04年度改革の項目として、1.基礎年金制度の安定化 2.政府案への批判的検証 3.改革における年金の姿を明示し、国民の合意を得る などを提案した。今後さらに議論を整理した上で再度閣議に提出することとなった。
また、「国民の祝日に関する法律の一部改正案」についても協議し、名前の問題(昭和の日)や労働政策、休日政策、余暇観光政策という側面を踏まえた上で、対応については最終的に幹事長、政調会長、国対委員長に一任することとなった。
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