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2004/06/03
【参院厚労委】自民・公明が年金法案の採決を強行
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 年金関連法案を審議していた参議院厚生労働委員会で3日、自民、公明の両与党が質疑打ち切り動議を提出し、採決を強行。委員会は混乱の中、散会となった。
 
 これに先立って行われた小泉首相出席の質疑では、民主党・新緑風会から山本孝史議員が質問に立った。山本議員は小泉首相の国民年金未加入、未納期間(留学から帰国してからの8か月間)の問題で、「厚生年金に入っていない人には国民年金への加入義務がある」とし、今の認識を質した。首相は「国会議員になる前だから知らなかった。入らなくてもいいと思っていた」「義務だった。今から考えれば払うべきだった」と、初めて未納だったことを認めた。

 さらに、山本議員は4月28日の衆議院厚生労働委員会での「払うべき期間はすべて払っている」という首相答弁を取り上げ、虚偽答弁であり謝罪すべきと迫った。首相は「知らなかった。不明の致すところ」と述べたが、衆議院の審議段階では国民年金法の加入義務について知らなかったとし、謝罪は拒否した。また、国会議員になる前のことだとし、払わなくてもいいなどと答弁した。
 
 山本議員は「14年間保険料が上がり続け、しかも物価スライドがなくなり、受給額は固定される。この痛みを共有できないあなたは、責任をとって辞めるべき」と質問を締めくくった。

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