民主党の川端達夫国会対策委員長は3日の会見で、与党が同日の参院厚生労働委員会での採決を目論んでいる年金改革関連法案について「議論すればするほど、中味がボロボロになる」と指摘。政府が示した現役収入の50%を確保できるとした年金給付水準や年金保険料の上限等が実態とかけ離れている点が審議から次々と明らかになったとして「これだけの重要法案。中央公聴会の開催など、なお議論を深めるべき」と指摘。採決は断固阻止する構えを示した。
また、2日の衆院決算行政監視委員会における民主党の岡田克也代表と小泉首相との直接対決について「代表らしい持ち味が出た」と述べ、真正面からまじめに理詰めで追及する部分と正義感あふれる姿勢を示すことができたと評価した。一方の小泉首相については「相変わらずのはぐらかし、開き直りに終始した」と断じ、国が重要な局面にある中、国会の議論を軽薄化する首相答弁に「むなしさ、かなしさを覚える」と語った。
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