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2004/06/17
岡田代表、外国特派員協会で講演
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 民主党の岡田克也代表は17日、日本外国特派員協会で講演し、国内外のおよそ100名のメディア関係者を前に民主党代表としての課題や内外政策の基軸などについて語った。

 岡田代表は講演の冒頭、自らの政治家としての経歴を紹介。とりわけ、政治改革実現を目指して自民党を離党して以降、現在まで12年間、一貫して政権交代可能な政党をつくることに力を注いできたとし、「一度決めたらブレずにやりぬくところから『原理主義者』などと呼ばれていますが、むしろ名誉なことだと思っています」とユーモアを交えながら語った。

 続いて岡田代表は、民主党のリーダーとして取り組む3つの目標を提示。第1は政権交代を実現し、国民の手に政治を取り戻すこと、第2は若い世代や女性の政治家を増やすなど党の改革をさらに進めること、第3は透明で説明責任を果たす政治を進め、政治に対する国民の信頼を取り戻すこと、を挙げた。

 さらに、今後の政策上の追求軸について、外交面では、国連を中心とした国際協調主義と米ブッシュ政権の単独主義との間の緊張の打開、日米同盟に依存しすぎた小泉外交から自立した日本外交確立への転換などを提起。内政面では、高度成長期の古い制度と既得権にしがみつく自民党政権に対して、利権のない立場から少子高齢化に対応していくための諸改革(公共事業、地方分権、年金制度など)を大胆に進めるとし、最後に岡田民主党の政策理念を示すキャッチフレーズとして「強い経済と社会的公正の両立」を示して講演を終えた。

 質疑応答では、海外主要メディアからイラク問題、経済政策、年金問題、参議院選挙方針などについて質問が相次ぎ、活発なやりとりが行われた。

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