民主党の首藤信彦衆議院議員は、5日より、パレスチナ自治政府議長選挙の国際監視活動に参加し、併せて中東情勢の調査を行うために、イスラエル・パレスチナを訪問した。11日からは、イラク情勢などの情報収集・意見交換のため、ヨルダンに向かう予定。
首藤議員は、現地到着早々から、精力的に行動。候補者の一人であるDFLPのハーレド氏の選挙事務所を訪問し、たくさんの子どもが若者とともに選挙カーに同乗してキャンペーンを盛り立てている選挙活動の実情などを調査。候補者本人からも、選挙キャンペーンへの干渉や、分離壁が選挙活動を妨げているなどの実情を聴取した。また、エルサレム地域の中央選挙管理委員会も訪問し、住民に投票を呼びかけるパンフレットやポスターを使った活動も視察。そのほか、現地での関係者との意見交換の中では、東エルサレム地域での投票に関して、投票所への立会人や投票用紙とその開票結果の搬送・伝達方法についての、厳しい現実なども明らかにされた。
さらに首藤議員は、東エルサレム、ベツレヘム、ラマッラ、ジェリコなどの選挙区も視察。パレスチナ自治政府やパレスチナ立法評議会関係者らとも相次いで意見交換を行った。またパレスチナ自治政府議長選挙前後は、日本政府の選挙監視団に同行し、監視活動を実施。妨害活動など大きな混乱が見られなかったにも関わらず、投票率が伸びなかった現状などについて、鳩山由紀夫『次の内閣』外務大臣などに報告を行った。また首藤議員は、ヨルダンを訪問し、現地でイラク情勢などの情報収集や政府関係者らとの意見交換を行う予定。
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