仙谷由人政策調査会長、古川元久同会長代理、鈴木寛同副会長は17日、初の民間出身の中学校校長である藤原和博校長が在籍している、杉並区立和田中学校を訪問。授業を見学したほか、藤原校長と率直な意見交換も行った。
和田中を訪問した仙谷政調会長らは、まず藤原校長と懇談。この中で藤原校長は、地域社会が崩壊したため、子供たちが家の中での居場所をなくしている現状を指摘。生徒数の減少によってクラス替えがなくなり、子供同士のグループが少なくなり、クラブ活動に活気がなくなり、色々なキャラクターの友達と接する機会が減っている、との指摘に、仙谷政調会長らは真剣に耳を傾けた。
藤原校長は更に、学校の中に地域社会を取り込んでいく必要性を強調し、和田中学校では、居場所事業、学校サポーター制度を使って大人たちを学校活動に参加させることを重視していること、「土曜寺子屋」の実施、夏休みの短縮、「よのなか科」の創設などの取り組みを説明した。仙谷政調会長らは、この意見交換の後、3年生の選択授業、ブルースギターの授業や、学校施設を見学し、視察を終えた。
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