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2005/01/19
岡田代表、カナダのマーティン首相と会談し内外情勢など意見交換
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 岡田克也代表は19日、都内でカナダのポール・マーティン首相と会談した。

 会談冒頭で岡田代表が阪神・淡路大震災から10年となる17日に神戸市を訪れてセレモニーに参加した印象を語るとともに、災害対策をめぐる意見交換を行った。

 マーティン・カナダ首相からは、日本の政治状況について問われたのに対して、岡田代表は、「立党50年を迎えた自民党の体制が揺らいできている」との見方を示し、民主党が自民党を上回る票を獲得して比例第一党となった過去2回の国政選挙の実績を説明。「次期総選挙で政権を獲得するのが民主党の使命だ」と語った。

 また、米国と国境を接するカナダの外交姿勢を岡田代表が質問したのに対してマーティン首相は、「価値観を共有してきたが、カナダの方がはるかに小さいために世界に対する見方に差があり、最近意見が異なることが出てきた」とした上で、国連を含む国際機関に対する支持や、国際的な法の統治に対する尊重姿勢が、米国よりもカナダの方が強く、そうした意味で両国には隔たりが出てきたとした。マーティン首相はその上で、「日本にとってもカナダにとっても、米国が同盟国として重要な国であることは間違いない」と指摘した。

 さらに、外交姿勢における民主党と自民党との違いを問われたのに対して岡田代表は、「パートナーとしてのアメリカの重要性はある」としながらも、米国追従の現政権の方向性を改め、もっとアジアを重視すべきとする姿勢を民主党は主張していることを明らかにするとともに、国益に反するときは異なる政策もありうると主張できる同盟関係であるべきとの考えを示した。

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