民主党は21日、通常国会開会を受けてJR新橋駅前で川端達夫幹事長らが参加しての街頭演説会を開催した。また、昨年末に発生したスマトラ沖大地震・インド洋津波災害救援のための街頭募金活動も併せて行われた。
街頭演説会場に駆けつけた川端幹事長はまず、民主党が呼びかけた新潟県中越地震救援の募金に多くの浄財が寄せられたことに感謝の念を表明。今回のスマトラ沖大地震・インド洋津波災害で困っている人々にも「温かい支援の手を」と呼びかけた。同時に川端幹事長は、現在の被災者生活再建支援法が「被災された方々の立場に立っていない」ものだと指摘。昨年、民主党の提出した同法改正案の採決を拒否した与党側の姿勢を厳しく批判しつつ、民主党など野党が今国会冒頭で再び改正案を提出したことを紹介した。
川端幹事長はさらに、集まった聴衆に対し「小泉政権誕生以来、痛みは山盛り押し付けられた」として、「生活の基盤が足下から崩れ去っているのが皆さんの実感ではないか」と指摘。小泉首相の施政方針演説についても、「皆さんの心配、不安、危機感を、小泉さんが持っておられるとは思えなかった」と厳しく指摘した。
また、政治とカネの問題、イラクへの自衛隊派遣延長問題なども取り上げて、国会でまともに議論しようとせず、全く説明責任を果たそうとしない小泉首相の姿勢を批判。「真っ正面から挑んでいく民主党に心からのご理解を」と呼びかけて、演説を締めくくった。
本日の街頭演説会では、中山義活国民運動委員長の司会の下、川端幹事長のほかにも次々と党所属国会議員が登壇。スマトラ沖大地震・インド洋津波災害で被害を受けた多くの人々に対し、「皆さんのワンコインを」と募金を呼びかける一方で、通常国会開会を踏まえ、内政・外交の諸課題における民主党の考えを口々に訴えかけた。街頭演説会と街頭募金活動には、川端幹事長、中山国民運動委員長のほかに、原口一博、松本剛明、鈴木克昌各衆議院議員、小林正夫、若林秀樹、白眞勲、榛葉賀津也各参議院議員が参加した。
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