民主党・無所属クラブは24日午後、国会内で臨時の代議士会を開いた。
冒頭、筒井信隆議院運営委員会理事より経過報告がなされた。筒井筆頭理事は小泉首相の答弁に臨む姿勢について、「完全な答弁の拒否であり、国会軽視だ」と厳しく指摘。答弁を拒否した点については、代議士会で危惧されていた通りになったと語り、「首相は、答弁漏れと再答弁の意味の違いが分かっておらず、分かろうとしない」と強い調子で批判した。今後の対応については、「これを認めていたら代表質問の意味が何もなくなる」と、徹底的に対決していく方針を明らかにした。
鉢呂吉雄国会対策委員長は、実質的な首相の答弁拒否により、「通常国会冒頭から大きな波乱含みになった」と印象を語った。「岡田代表の9つの新たな再質問について、首相の側に誠実に答えようとする姿勢がないのであれば、到底、議会の活性化はできない。議会のあり方をきちんとするためにも、あのようなかたくなな議論の拒否というのは認められない」と表明し、一致結束して対決していく決意を明らかにした。
大きな拍手に迎えられて挨拶に立った岡田克也代表は、「まさしく日本の民主主義の根幹が、今、揺らいでいるという認識を持っていただきたい」と訴え、「(野党が)国民を代表して通常国会の冒頭にあたり総理に基本的な質問をする。それに対して答えないということでは、議会の自滅だ」と語った。
代議士会は、小泉首相の再度の答弁を求めるという方向性を確認し、いったん休憩となった。
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