民主党の菅直人代表は10日の定例記者会見で、民主党が4日の衆議院で取り上げた「面談メモ」についてりそなホールディングスが公式の内部文書であると認めたことを取り上げ、「このメモでは、金融危機に陥ったから資金の注入を申請すると金融庁の参事官が言っている。これは従来の竹中大臣や、小泉首相の説明とは違う。竹中大臣だけでなく、小泉首相の責任も明確にしないと、公的資金の注入は認められない」として、今後さらにこうした事態を招いた小泉経済失政を厳しく追及することを明らかにした。
また、イラク新法に関しては、民主党のイラク訪問団からの報告も聞いた上で「イラク国民が本当に求めるものが何なのか、何がわが国のとるべき選択なのか、を判断する」とした。明日の党首討論では「イラク武力攻撃の理由であった大量破壊兵器がまだ発見されていない。総理の考えを聞きたい」と改めて小泉首相のアメリカ支持の考えを質すと述べた。
さらに国会の会期延長については、「反対。どうしても必要なら委員会を開けばいい。臨時国会を開くということもある」と述べ、会期末の18日で閉じるべきと強調した。
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