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2003/06/20
「骨太の方針は本質的議論が欠けている」岡田幹事長
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民主党の岡田克也幹事長は20日、拡大の定例会見で「経済財政運営の基本方針」(骨太の方針・第3弾)をめぐる自民党内の議論が混乱していることについて触れ、「本質的な議論のないまま、つまらないことを延々と議論している。総理のリーダーシップが感じられない」と一刀両断にした。

 岡田幹事長はまず、骨太の方針の原案の中でも、とりわけ国・地方の税財政の「三位一体改革」をめぐる自民党内の議論を取り上げ、「自治体間の格差をどう考えるか、地方交付税をどうするか、といった本質的な議論のないまま、個別補助金のカットや税源移譲の割合などを論じても意味がない」と厳しく指摘。また、規制改革をめぐっては保育所と幼稚園の一元化をめぐる議論を例にとり、「自治体ごとに施設の中身が違ってもかまわないはず。小さな子どもたちやその親の視点、生活者の視点で見ることなく、国の視点から見下ろしているから、おかしな議論になる」と断じた。

 その上で岡田幹事長は、小泉内閣の経済政策やイラク新法が当面の国会審議の争点になるとし、「延長が決まった以上、しっかり議論を尽くしていく」と延長国会への意気込みを語った。

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