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2003/06/25
【衆イラク特】「自衛隊派遣に原則を見出せない」伊藤議員
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衆議院イラク復興支援特別委員会で25日、関連質疑を行った民主党の伊藤英成議員は「日本がどう生きようとしているか、確固たる信念と原則を発信しなければならない」として外交の重要性を指摘。その上で、憲法の範囲内で行動するPKO活動とは性質を異にするイラクへの自衛隊派遣を原則なきものと断じた。これに対し小泉首相は「人的支援が重要。一般国民にはできないことで自衛隊に汗をかいてもらう」とした。
 
 政府の米英のイラク攻撃支持の根拠が、イラク国内の大量破壊兵器の拡散防止だった点を確認した上で、伊藤議員は情報そのものの信憑性が疑わしいと指摘。さらにイラク特措法案に大量破壊兵器の処理支援活動が当初は盛り込まれていたにもかかわらず削除された点をめぐり、「この法律に対し政府がどのくらい真剣に責任をもってやろうとしているのか疑わしい」として、根拠なき「派遣ありき」の政府姿勢を批判した。

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