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2003/06/27
【衆イラク特】PKO協力法による周辺国派遣にも重大疑義
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イラク特措法案等を審議する衆議院イラク復興支援特別委員会では、大畠章宏『次の内閣』内閣府担当大臣と桑原豊議員が26日に、また原口一博、渡辺周、吉田公一、平岡秀夫各議員が27日に、それぞれ質問に立ち、派遣される自衛隊員の安全性等についての疑問点を厳しく質した。

 このなかで平岡秀夫議員は、政府が新法の成立を待たず、PKO協力法に基づいてイラクに隣接するヨルダンに航空自衛隊のC130輸送機を派遣し、欧州との間で生活支援物資のピストン輸送に当たらせる方針を表明していることについて、「イラクの中で行われる人道支援活動のための輸送業務である以上、PKO協力法にいう紛争当事者とはイラク。その合意や停戦協定がない現状では、自衛隊派遣の要件を欠くのではないか」と法解釈上の重大な疑義を表明。福田官房長官や石破防衛庁長官が明確に答弁できなかったため、平岡議員は政府に統一見解を出すよう求めた。

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