民主党耐震強度偽装問題対策本部は6日午後、国会内で会合を開き、耐震構造設計偽装事件に関する政府申し入れ書の案文を検討するとともに、有識者よりヒアリングを行った。
会議の冒頭、松本剛明本部長代理(政策調査会長)は、対策チームを格上げして、前原誠司代表が本部長を務める対策本部を設置することになったと報告。早急に全容を解明し、建物への不安を払拭するため、強く政府に迫ってゆきたいと挨拶した。
会議では、長妻昭事務局長(『次の内閣』ネクスト国土交通大臣)・山下八洲夫事務局長代理(同副大臣)より、衆参両院の国土交通委員会の閉会中審査について、経過説明が行われた。続いて長妻事務局長は、早急に対応すべき点を政府に申し入れたいとして、案文を提示し、意見を求めた。出席者による質疑の後、松本本部長代理が官邸に赴き、小泉首相宛に申し入れを行うことを決定した。
引き続いて国土交通部門との合同会議が開催され、連合・自治労・建設連合・日建協、また尾竹一男建築研究所所長よりヒアリングを実施。建築士資格の改革、検査体制および検査過程の改革、消費者保護の充実などを柱とした防止策を、今後の制度のあり方に関する提言としてまとめるため、出席者は活発な意見交換を行った。
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