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2005/02/02
【次の内閣】平成17年度民主党予算案を改めて了承
 民主党『次の内閣』は2日、国会内で閣議を開催した。

 冒頭、挨拶に立った岡田克也代表は、今日から始まった衆議院予算委員会での平成17年度予算案の基本的質疑について触れ、「総理の答弁は開き直りもいいところ」だと厳しく指摘した上で、「国会や日本国総理大臣がこの程度かと思われてしまう」と危惧の念を表明。「国民から信頼される政治、中身のある議論」を改めて求めつつ、「総理は冷静に考えて、国民に対してきちんと説明責任を果たすべきだ」とするとともに、「民主党は正々堂々と具体案を持ちながら議論を貫いていく」との決意を改めて明らかにした。

 閣議ではまず、平成17年度民主党予算案について、先週の閣議で残余の課題について代表・代表代行・幹事長・政策調査会長・ネクスト財務大臣に一任され、関係閣僚会議を経て、昨日、仙谷由人政調会長らが記者会見を行った経緯について、野田佳彦ネクスト財務相より報告があり、了承された。

 閣議ではこのほか、「2005年日本国際博覧会への外国人観光旅客の来訪の促進に関する法律案」(超党派議員立法)などについて法案審査が行われたほか、農林漁業再生プランバージョンアップワーキングチームなどの設置も了承された。

 閣議後、古川元久政調会長代理がこうした閣議の内容について説明。続いて仙谷政調会長が記者団の質問に答える形で、政治とカネの問題に対する小泉首相の説明ぶりに触れて、「政治の現在の責任者として、鈍い感性で国民の不信感をますます増大させている」と厳しく指摘し、「岡田代表がいつも申し上げているように、できるだけ透明化をすることが重要だ」と改めて民主党の姿勢を強調した。
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