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2005/12/12
韓国・ウリ党女性議員と女性の政治参加・発展に向け懇談
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民主党は12日、韓国の「開かれたウリ党」の趙培淑教育委員会・女性員会委員ら国会議員2名、中央委員9名による女性議員団を党本部に迎え、懇談した。党からは、西村智奈美衆議院議員、岡崎トミ子、円より子、白眞勲、尾立源幸各参議院議員が出席した。

 西村議員が司会をつとめるなか行われた意見交換では冒頭、岡崎議員が歓迎の挨拶に立ち、「昨年、韓国の選挙制度、男女共同参画社会の実現にむけた韓国の政策、選挙のあり方、新人を発掘の仕方などについて、たくさんの勉強をさせていただいた」と述べ、前回の交流を振り返った。

 ウリ党の趙議員からは再会を喜ぶ言葉が語られるとともに、「総選挙で民主党が圧勝されることを期待していた。民主党にがんばってほしいと申し上げたい」と表明。韓国女性委員会と日本の政治家が話し合う場を大きな契機と受け止め、女性の発展のために意見交換したいとの考えを強調した。

 西村議員の「自民党は刺客騒動や比例候補に女性議員をたくさん擁立し、どんな風に見えていたか」との問いには、ウリ党と民主党が追求する理念には共通するものがあるとの認識を示すと同時に、「この選挙結果を憂慮しているところである」と語った。日韓の外交問題、歴史認識の問題に関しても憂慮するところだとした。さらに、明日・13日に自民党女性議員との交流の機会があるとした上で、「韓国の国民が憂慮していくことを伝える」と語った。

 円議員はその発言を受けて、「戦後60年(の問題等)をどう考えているか。ぜひ、意見交換してきてほしい」と述べるとともに、従軍慰安婦など戦後処理の問題にも引き続き前向きに取り組んでいく考えを表明。「マイナスの遺産の解決に向け、どの党であっても女性議員が増えることはいい」と述べた。

 韓国議員団からは、「政党の理念としては、自民党と民主党よりもハンナラ党とウリ党の溝の方が大きいといえる」などとする認識が示されるとともに、「交流をしつつ、お互いが学んでいくことも交流のひとつ」と語られた。

 また、「外交や福祉といった問題では、民主党の方が自民党より進歩的な立場であったはず」「改革は本来民主党のブランドであったはず」といった指摘もなされ、効果的な広報戦略による次期選挙での民主党の巻き返しを期待する声が寄せられた。

 円議員からは自民党の二番煎じのような奇をてらった戦略による女性議員増ではなく、「時間はかかるが着実な女性議員増」を実現していく考えが示された。また、在日韓国人の参政権実現を求める韓国側の声には、前向きな対処を明言した。

 また、岡崎議員は「戦後60年を超えて新たな一歩だ」と語り、慰安婦問題解決に向け、次期通常国会でも法案を提出していく考えを表明した。

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