13日午前、党本部において第355回常任幹事会が開催され、五島正規衆議院議員の議員辞職について報告されるとともに、無所属の黒岩参院議員の入党が承認された。
前原誠司代表が訪米に続く訪中の最中のため、代わって鳩山由紀夫幹事長が冒頭の挨拶を行い、代表の訪米中の発言について様々な意見があることに触れ、「大事なことは議論しながら、党としてまとまっていくことだ」と述べた。また、幹事長は来る大会への協力を要請した。
議事は報告事項に移り、鳩山幹事長が五島衆院議員が本日辞職願を提出することを報告し、議員の意思を受けとめるしかないと語るとともに、選挙後に不祥事が多発していることについて、綱紀の粛正を行うことを強調した。また鳩山幹事長は、幹事長一任となっている党機構改革の進捗状況を説明し、能力主義と能力評価を基本とした職員の給与体系の抜本的見直しの具体案を報告した。
野田佳彦国会対策委員長は、明日衆院国土交通委員会において建築物の構造計算偽造問題に関する証人喚問を行うこと、16日に青少年問題に関して特別委員会において審議すること、議会制度協議会において国会議員の議員年金について協議することなどを報告した。平田健二参議院国対委員長は、内閣委員会において青少年問題、国土交通委員会において構造計算偽造問題さらに環境委員会においてアスベスト問題が審議予定であることを報告した。また、19日に決算委員会において、ODAに関する調査報告を踏まえた審議を行うことを報告した。松本剛明政策調査会長は、耐震偽造問題に関する取り組み経過およびシンクタンクの設立総会について報告し、子供問題については文部科学部門会議・子ども政策調査会合同会議を開いて、学校安全対策基本法案の充実などを検討中であることを報告した。
次に報告・承認事項に移り、鳩山幹事長より、平成14年の補欠選挙において無所属で当選し、民主党の会派に所属している黒岩宇洋参院議員の民主党入党について報告があり、承認された。山岡賢次大会実行委員長(副代表)からは、党大会の内容について具体的な報告があり、承認された。大畠章宏組織委員長からは、支部の設立と支部の代表者の交代について報告があり、承認された。その後、今後の衆参議員候補者の内定の進み方や自治体議員選挙における候補者擁立方針の徹底などについて質疑が行われた。
|