民主党国民運動委員会は10日夕方、都内で定例の街頭演説会を開催した。今回の街頭演説会には、この日党本部で開催された「女性議員プラスワン会議」に参加した30名以上の女性地方議員も参加。街頭での訴えを行うとともに、スマトラ沖大地震・津波災害救援のための募金を呼びかけた。
演説会の冒頭で中山義活国民運動委員長は、「まだまだ女性の議員が少ない」として、女性が政治に参加しやすくなるための民主党の取り組みを紹介。続いて演説した水島広子男女共同参画委員長も、「日本の政治の現場に、女性の議員の数があまりに少ない」として、「女性の声、生活者の声を代弁する」女性議員増加の必要性を訴えるとともに、積極的取り組みを行った北欧の例を挙げて、「男性にとっても暮らしやすい社会を実現する」ことになると訴えた。
続いて、小林千代美衆議院議員の司会の下で、女性議員プラスワン会議に参加した女性地方議員を代表し、遊佐美由紀宮城県議会議員、猪爪まさみ新宿区議会議員、馬場裕子東京都議会議員も、「私たちの女性議員を増やすことが、皆さんの暮らしを豊かにすること」などと呼びかけるとともに、門間ゆきこ宮城県第2区総支部長も、「働く人たち、暮らしていく人たちが報われる社会を」などと訴えた。
円より子『次の内閣』ネクスト防災担当大臣も、スマトラ沖大地震・津波災害救援のための募金への協力を改めて呼びかけるとともに、災害救援においても、「現場の女性の目がいかに大事か」を強調した。
演説会の最後には、再び中山国民運動委員長がマイクを握り、「今、歩いている人の半分以上が女性だ。女性議員が半分以上いてもおかしくないはずだ」などと呼びかけた。
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