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2005/02/12
岡田代表、秋田県を訪問 介護施設を視察、雪の杉林で意見交換
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 岡田克也代表は12日、昨年から続けている全国視察の一環として秋田県を訪問。介護施設や林業の現場を視察するなど、精力的に日程をこなした。なお今回の視察には、馬淵澄夫衆議院議員と地元秋田県選出の寺田学衆議院議員が同行した。

 はじめに一行は、北秋田郡鷹巣町にある、在宅ケアの一環として計画された高齢者在宅複合施設「ケアタウンたかのす」を訪問。施設内を職員の案内で見て回り、入居しているお年寄りから短い時間ながらも話を聞いたり、職員らとともに食事をしながら今までの経過や問題点などについての意見交換を行った。

 そして、ケアタウンたかのす職員一同より、「介護保険制度の人員基準の引き上げ」「ケアマネージャーの国家資格化」「ケア全体のサービス向上を図るため、各地にモデル施設などを作ってほしい」など9項目の要望を受けた。これに対し岡田代表は、「介護を受ける人たちが元気でいることが、本人にも周りの人にも一番いい。民主党としても、いただいた要望書をもとに、人間として尊厳をもった生活が送れるよう、政府に働きかけるなど取り組んでいきたい」と答えた。

 次に岡田代表らは、北秋田森林組合の杉の伐採現場に入り、目の前で杉が切り倒されていくのを視察し、その後、杉林の中で、風に吹かれた雪が時折り舞う中、林業に従事する若手職員らと青空座談会を開いた。岡田代表から「仕事はどうですか。きつくないですか?」と聞かれ、職員は「やはり仕事はきついが、森の中は空気がいいので、気分良く仕事ができる」などと答えていた。

 一行は同組合事務所に移動。ログハウス用に材木を加工している工場を見学した後、藤島直一組合長らと意見交換を行った。その中で藤島組合長から、「木材としての価値を高め、働く皆が、がんばればがんばった分だけの見返りがあるようにしていきたい。そのためにも、林業政策全般について国に働きかけてもらいたい」と要望を受けた。岡田代表は、「民主党の出している農林漁業再生プランをさらに発展させ、間伐への国税の投入や、国有林と民有林も一緒に対処するなど、総合的な政策を打ち出していきたい」などとし、党として、これからも林業政策を重視していく姿勢を強調した。

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