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2006/06/09
汗は自分で、手柄は人に 国対で渡部委員長が改めて呼びかけ
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 民主党国会対策委員会の役員会が9日午前、国会内で開催され、終盤を迎えた国会対応について協議を行った。

 役員会の冒頭、渡部恒三国対委員長が挨拶に立ち、「議席の数を考えると、わが方が3分の1以下だが、国会の毎日の審議経過を聞くと、どちらが多数だか分からないような、わが党ペースで終盤国会を迎えているのは、皆さんの毎日毎日の素晴らしいご努力の結果だ」と述べて、各議員の奮闘を賞賛。その上で、「衆議院で過半数をとらないと、政権は獲れない」との事実を踏まえ、更なる努力を求めた。

 そして渡部国対委員長は、「国民は国会の皆さん方の働きを見ている」として、国会での真摯な議論が「来年の参議院選挙にもつながる」との認識を示し、同時に改めて自らの政治信条として、「汗は自分で流しましょう、手柄は人にあげましょう」と述べ、「これこそ国対の皆さんの仕事だ」と語って挨拶を締めくくった。

 また、役員会終了後には、荒井聰国対委員長代理が記者会見を行った。この中で荒井国対委員長代理は、北朝鮮人権侵害救済法案についてまず言及し、与野党で協議中だが、「前向きな協議だと理解している」とし、「希望的観測も含めて、何とか与野党で合意できるのではないか」との見方を示した。

 昨日行われた国対の勉強会についても、「メール」問題の反省を踏まえて、質問の仕方や調査の仕方をもっと勉強するべきとの認識から行われたものだとして、秋の臨時国会に向けて更に勉強の機会を設けていくとの意向を示した。最近続いている株価の下落についても、「わが国の経済を支えている中小企業の景気が、決していいものではない」ことが背景にあるとの認識を示し、「本格的な景気回復には、中小企業の振興が無くてはならないものだ」などと述べた。

 シンドラー社のエレベーターの安全問題についても荒井国対委員長代理は言及し、国土交通委員会を中心に、「集中的な調査などを行うべきではないか」との考えを示した。同時に、公共施設での発注が多いことも踏まえて、受注でダンピングがなかったのかどうかなどについても調査が必要だとして、「安全性の面でしっかりとした発注ができていたのかどうか」などと語った。

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