20日午前、党本部において第356回常任幹事会が開催され、党本部の新機構への移行案および衆院選挙候補者の第2次公認内定などが承認された。
川端達夫常任幹事会議長の司会の下、前原誠司代表が挨拶に立ち、まず党大会への協力に感謝の意を表するとともに、全代議員会議での活発な質疑は有益なものであったと高く評価した。その上で代表は、自ら提起した政策課題について合宿を含む集中的討議を来年に行い、結論を取りまとめたいとした。前原代表は、「いつまでもバラバラの党と言われないよう集約していきたい」と決意を述べた。前原代表はまた、構造計算偽造問題について強制捜査が始まったことに触れ、「当然のことであるが、国会での追及はこれで終わりではない」と語り、捜査の開始が国会議員の参考人招致を免れる方向に向かうことは本末転倒であると述べた。
続いて鳩山由紀夫幹事長が、渡部恒三最高顧問が常幹のメンバーとなったことを報告した。野田佳彦国会対策委員長は、閉会中審査について報告するとともに、明日衆院国土交通委員会において構造計算偽造問題についての閉会中審査が行われることを報告した。平田健二参議院国対委員長は、参院決算委員会の閉会中審査について報告するとともに、今後の参院の運営について報告した。松本剛明政策調査会長は、『次の内閣』においては、民主党予算編成・公務員制度改革・地方改革・特別会計改革について審議中であると報告した。玄葉光一郎幹事長代理は、代表の訪米・訪中および中川正春衆院議員を団長とする訪韓についての報告書が提出されたことを報告した。
次に報告・承認事項に移り、まず鳩山幹事長から、党改革による「党本部の新機構への移行にともなう会議・所管事務・事務局配置等」について報告があり、承認された。続いて、安住淳選挙対策委員長より、12名の衆議院第2次公認内定者について報告があり、承認された。本件については、選定基準との関係をめぐり、選対委員長からの説明と質疑が行われた。大畠章宏組織総局長からは、支部の設立について報告があり、承認された。
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